Avengers Assemble①(エンドゲームのネタバレ無し)

今年のゴールデンウィークは、10連休でした。
本当に10連休なのかが直前まで分からなかったので、海外旅行などの手配ができず、何をしようか困っていた時、「アベンジャーズ エンドゲーム」を観る前に、MCU(マーベルシネマティックユニバース)21本を一気見することを思いつきました。

何もやることが無かったというわけではなく、3日くらいは用事があったので、実質7日間で見なければなりませんでしたが、一日に2,3本ペースで、19本見ました。
(「インクレディブルハルク」は、ハルク役がマークラファロじゃないから、まぁいいかと言う理由でスルーし、また「キャプテンマーベル」は劇場公開が4月で終わっていた為、見逃してしまいました。)
下のリストが私が見た作品一覧です。(きっちり公開順で見ました。)

フェーズ1

  • アイアンマン (2008)
  • インクレディブル・ハルク (2008) →見る気にならなかった。
  • アイアンマン2 (2010)
  • マイティ・ソー (2011)
  • キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー (2011)
  • アベンジャーズ (2012)

フェーズ2

  • アイアンマン3 (2013)
  • マイティ・ソー/ダーク・ワールド (2013)
  • キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (2014)
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (2014)
  • アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (2015)
  • アントマン (2015)

フェーズ3

  • シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ (2016)
  • ドクター・ストレンジ (2016)
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス (2017)
  • スパイダーマン/ホームカミング (2017)
  • マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017)
  • ブラックパンサー(2018)
  • アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (2018)
  • アントマン&ワスプ (2018)
  • キャプテン・マーベル (2019) →劇場公開が終わってて、見逃した

全部見るに越したことはないですが、「エンドゲーム」を見るにあたって太字は見といた方が良いのかなと個人的に思います。
「キャプテンマーベル」を見ていないのは痛かったな。
ちなみに、「アントマン&ワスプ」以外は、ディズニーの動画配信サービスで見ました。(スターウォーズもあるので、そっちも見ようかと思ってます。1か月は無料でお試しできます。)
一気見の良い点としては、全てのストーリーが時にぼんやりと、そして時に強く繋がっているため、期間をあけずに次の作品を見ることで、その繋がりをより意識できることです。(実は一気見する以前に、リストの7割くらいはボチボチ劇場やDVDで見ていたのですが、前見た作品の記憶が曖昧のまま、次の作品を見ていました。)
しかし一気見には悪い点もあって、これらの作品が単体の作品として評価できないことです。特に「インフィニティウォー」と「エンドゲーム」を見終わった今、これら全てが一つの作品に感じ、それぞれの作品が持っていた味が私の中で混ざってしまい、少しぼやけて感じられます。(作品毎の感想をきちんと残しておけば良かったと後悔しています。)

リストの中から厳選するなら

シリーズとしてお勧めなのは、やはり「ガーディアンズオブザギャラクシー」です。
意外と地球が舞台になる事が多いMCU作品の中で、このシリーズだけはほぼ完全に宇宙が舞台のSFです。
私的な感想を一言で表すと、「スターウォーズ」と「銀河ヒッチハイクガイド」を掛け合わせたような作品でした。
宇宙船同士のバトルや親子の話という点は、「スターウォーズ」を想起させます。
また、コメディー要素も満載で、所々に外しのギャグがちりばめられています。
つまり、普通に笑って感動もできる作品なのです。
さらに予想外だったのは、宇宙が舞台のSFだと通常壮大なオークストラが使用されるイメージでしたが、「ガーディアンズオブザギャラクシー」では70~80年代のポップミュージックがふんだんに使用されているという点です。
ストーリー的にも、地球の昔のポップスが流れる必然性を主人公が地球から連れ去られたという設定で持たせ、かつ宇宙人にとって初めてであろう地球の音楽を聴いた際に、感動を描くことによって、我々が当たり前に聞いている音楽というものの良さを再発見できるような効果を感じました。(「ブラックパンサー」で今のヒップホップを代表するケンドリックラマーを起用したことや、「アイアンマン」はメタルがよく使用されていたように、マーベル映画では多様な音楽が使用され、キャラクター描写に深みを持たせています。)
このようなポップスの使い方は、最近の他の映画にも多大な影響を与えているように思います。
多分私だけでなく、こういう曲もアリなんだという驚きを皆が感じたのではないでしょうか。

1本の作品を選ぶとしたら、「キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー」です。
私の中でアベンジャーズシリーズの主役はキャプテンアメリカだと思っています。
1作目「キャプテンアメリカ ザファーストアベンジャー」において、逆境を乗り越えて超人になり、途中自分の役割を見失いながらも、最終的には兵士としての役割を果たし終え、「アベンジャーズ」でヒーローたちをまとめ上げることで統率力を身に着けた後、続編でやることはあるのかと疑問に思っていましたが、さらに成長するとは思ってもいませんでした。
兵士としては自分の所属する組織が全てです。
そこに疑問を持つことで、兵士を超えた自分の役割を見つけることは、後の3作目「シビルウォー」にも繋がっていきました。
また、死んだはずの人間が実は生きていたことは、魅力的な新キャラに繋がりました。
さらに、壊滅させたはずの組織が、実はイデオロギーを変えて現在にも残っていたことは、新たな倒すべき敵を作っただけでなく、我々の政治・社会への風刺にもなっています。社会の安全を揺るがすことで、世論を管理社会に導いていくこの組織のやり方は、リアリティーがあります。
ちなみに個人的に好きなシーンは、キャプテンアメリカがエレベーターでラムロウ率いるストライクチーム(シールドの特殊部隊)と戦うシーンです。(まさか「エンドゲーム」での伏線になるとは思いませんでした。)

「エンドゲーム」の感想は、②に続きます。

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