BREAD & BUTTER chardonnay 2015

私がこのワインを知ったのは、ヒルトンホテルの寿司屋でした。
ワインリストの中にたまたまあり、朝食みたいな変わった名前だな、と思いましたが、好奇心から注文してみました。
色は美しい黄金色で、香りは、トーストやバニラといった感じでした。
さらに、一口飲んでみると、とても驚きました。

本当にバターのような風味をはっきりと感じたのです。
なるほど、確かにブレットアンドバターだと。

これは、 マロラクティック発酵 による風味です。
アルコール発酵終了後、ワインを木樽に移して、熟成されます。
この際の二次発酵を、マロラクティック発酵と言い、リンゴ酸から乳酸へと変化します。
これにより、ワインにコクのあるまろやかな風味が生まれます。
白・ロゼワインで、スッキリとした爽やかな飲みごたえに仕上げたい場合は、この工程を行いません。

また、この際に使用する樽の種類(材質)や原産地、内側の焼き具合などにより、風味が左右されます。
ブレットアンドバターのシャルドネは、2つの畑で収穫したブドウを、それぞれアメリカンオークとフレンチオークとで別々の種類の樽で熟成した後、2つをブレンドしているそうです。
同じオークでも、アメリカ産はココナッツのような香り、フランス産はバニラのような香りという特徴があります。(多分もっと細かく、どこの地方のオークかによっても変わってくるのだと思いますが、素人の私には分からない差なのでしょうね笑)

ちなみにブレットアンドバターは、ワイナリーの名前です。
シャルドネの他にもピノノワール・カベルネソーヴィニヨンなんかも作っています。

合わせる料理としては、魚介類のなかでも、バターで炒めるような少し重たい料理ですかね。
ホタテやアサリのバター焼きや、ヒラメのムニエルなんか良いかなと。
牡蠣なんかも合いそうですね。
またパスタであれば、クリーム系は良さそうです。
個人的には、肉料理にも合うのでは?と思っています。
それくらいの力強さがあります。

店で飲んだワインは、美味しくても忘れるんですけど、ブレットアンドバターは名前も憶えやすいので、特に印象に残っていました。
そんなある日、近所の酒量販店に行くと、なんと売っているではありませんか!
しかも3000円くらいと意外にお手頃価格。
いや、一晩の酒代にしては高いか・・・
とりあえず、即買いしてしまったのは言うまでもありません。

Gérard Bertrand Cigalus Blanc ジェラール・ベルトラン シガリュス・ブラン 2016

我が家では、ワインを買う際2つの選択肢がある。

1つは、酒屋やスーパー等の店舗で購入する事。
これは、主に今晩気軽に飲める安いワインを、その日のメニューに合わせて、赤か白かを選んで買う方法だ。買うものはだいたい決まっており、アメリカやオーストラリア、南米など原産のワインになる事が多くなる。

もう1つは、ピーロートジャパンから購入しています。
きっかけは、たまたまピーロートジャパンのバーに行った時のこと。
店内でグラスワインを注文し飲んでいると、店員さんが来て試飲を勧められ、その中で美味しかったワインがあったので購入しました。とここまではよくある流れですが、試飲の量が多く、注文したグラスワインよりもはるかに多い量を試飲させてもらいました。

ちなみにこの時に購入したのがこのフエルサ(fuerza)というスペインの赤ワイン。スペイン語で力を意味するだけあり、豊富なタンニンと強い香りでした。

購入して数か月後に知らない番号から電話があり、出てみるとピーロートジャパンのセールスの電話でした。最初は面倒な電話だと思いつつ、(今でも時々思いますし、忙しくて出ないことも多々あります笑)話を聞いてみると、電話のセールスのほうが少し安く買える事が分かり、そこからは電話で注文することが増えていきました。
そして言うまでもなく、その営業担当に勧められて購入したのが、今回ご紹介するシガリュスブランというワインです!!

写真のビンテージは、2016ですが、2017も飲みました。

感想を一言で言うと、今まで飲んだ白で一番美味しい!!(2019年4月時点)
色は綺麗な黄金色。 香りは、柑橘系のような爽やかさに樽の香りも感じ、コクのある風味。
初心者なのでこれくらいしか感想書けない笑

パーカーポイント91点
エミレーツ航空・エールフランスのビジネスクラスで採用
demeter(デメター)認証→オーガニックよりも厳格な基準をクリアしなければならない
ブドウの品種はChardonnay (シャルドネ), Viognier (ヴィオニエ), Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン)をブレンド。
生産者の ジェラール・ベルトラン 氏(社)は、フランスで幾つものエステートを経営し、特にオーガニックワインで有名な人(会社)らしい。(→調べた)

当然値段は高い、ネットで調べると1本8千円から9千円くらいする。
前述の通り、私はピーロートジャパンの営業から少し安く買えたが、1本あたり5千円くらいはした。(ただし他のワインとセットで買ったり、送料が掛かったりする。ピーロートジャパンは3本とか6本セットでの購入が基本らしい。)

最後にこのワインは、フランス・ラングドック地方のワインですが、この地方のワイン生産量はフランスの中で1番多く、中でも赤ワインの方が多く栽培されていることから、シガリュスルージュ(赤)の味も気になる所。今は家で寝かせてあるので、飲んだらレビューを書く予定です!