1日目の続きです。
前日かなり飲んだので、しっかり睡眠を取り、朝はゆっくりとしたスタートです。
朝ごはんを諦め、金沢城の散策に出かけます。
金沢城はある意味今回の旅のメインです。
というのも金沢に来るにあたって、事前にブラタモリの本を読み予習をしておりました。
番組がまだ東京を回っていたシリーズの頃に初めて視聴し、その後地方都市を回るようになっても見続けていました。(最近は少し飽きてきたので、止まっております。)
金沢は2015年4月放送と、地方都市シリーズの中では初期の放送でしたが、割と印象に残っていたので、いつかは行きたいと思っておりました。
というわけで、私も金沢城の石垣と惣構の痕跡を探しです。
場所によって異なる石垣の種類
石垣は金沢城をぐるりと一周してみると良いでしょう。
(石垣だけではなく、背の高い木や生い茂っている苔も見応えがあります。)
ごつごつとした自然の石を積み上げる為、隙間の多い野面積み。
粗加工を行った石を積み上げ、少し空いた隙間には間詰石という小さな石を入れる割石積み。
長方形にカットした石を組み合わせ、隙間なく積み上げる切り石積み。
時代が新しくなる毎に、デザイン性が高くなることがハッキリと見た目で分かります。
石垣ばかり見ていたため、中の建物を見るのを忘れてしまいました。
あちこちに残る痕跡
惣構とは、堀の上に土塁を築く防御です。
堀を掘った土で、土塁を築けば、より強固な防衛になり効率的です。
金沢城の惣構は、内と外の二重で構成されておりましたが、内に関しての痕跡は、埋められてしまって、現在はほとんど残っておりません。(番組の中では、近江町市場の中で痕跡を見つけていました。)
外惣構については、現在でも痕跡が残って居場所が何か所かあります。
土塁は削られてしまっていますが、堀は現在でも用水路として残っております。(堀の幅は昔よりも狭められていたり、暗渠になっている部分も多いですが。)
中でも、香林坊に流れる用水路は、武家屋敷が近いこともあり、風情があります。用水路沿いにはカフェやレストランも多く、架かっている小さな橋で用水路を超えて店に入ります。
食事や買い物など
せっかく北陸に来たのだから、のどぐろの寿司が食べたいと思っておりました。
金沢城のすぐ横に”香りん寿司”という店を見つけ、たまたまオープンまであと5分くらいの時間に通りかかり、朝食抜きで空腹だった為、11時半と少し早めのランチ。
しかし店が開店したと思ったら、予約で満席の看板が…
一気に奈落の底に落とされ、どうしようかと悩んでいると、店員さんが相席で良ければいいですよ、と蜘蛛の糸を垂らしてくれました。
地物の寿司セットを注文し、無事にのどぐろも堪能できました。(どのネタも美味しかったです。)
ここで驚いたのは、お客の半数が外国人だということ。また、店員さんも外国人の対応に慣れているということです。
金沢が国際的な観光地だということが実感できました。
武家屋敷周辺で歩き疲れた際には、”茶房 似故礼”で抹茶を味わいました。
縁側に腰掛けるようなスタイルで、正面に日本庭園、そして背後には何故か雛祭り等で使う日本人形が大量にいる中で、コーヒーと抹茶アイスを堪能しました。
(和菓子付きの抹茶も良さそうでした。)
そもそもの席数が少ないので、大人数だと利用しにくいと思いますが、味・雰囲気とともに、写真を撮ってくれたりする(少々お節介過ぎるくらい笑)ご主人さんのサービスも良い店でした。
また、同じ武家屋敷周辺にある、”本田屋食器店”ではご主人が窯元に出向いて焼いてもらぅているこだわりの食器が数多く取り揃えてあり、いくつか購入してしまいました。
金沢は食器や箸を売っている店が多いものの、デザインが派手すぎたりしてイマイチな物が多かったように思えますが、この店は普段使いできそうなシンプルなものも多く、どれを買うか非常に悩みました。
いかがでしたでしょうか?
兼六園や金沢21世紀美術館などの有名どころは、GWなので非常に混んでおり、初めての金沢なのにも関わらず、外してしまいました。
しかし、事前に調べたあまり混んでなさそうなスポットや、散策しながら見つけた店で食事をしたり、買い物をするだけでも十分に楽しめました。
皆様もぜひ足を運んでみてください。