Gérard Bertrand Cigalus Blanc ジェラール・ベルトラン シガリュス・ブラン 2016

我が家では、ワインを買う際2つの選択肢がある。

1つは、酒屋やスーパー等の店舗で購入する事。
これは、主に今晩気軽に飲める安いワインを、その日のメニューに合わせて、赤か白かを選んで買う方法だ。買うものはだいたい決まっており、アメリカやオーストラリア、南米など原産のワインになる事が多くなる。

もう1つは、ピーロートジャパンから購入しています。
きっかけは、たまたまピーロートジャパンのバーに行った時のこと。
店内でグラスワインを注文し飲んでいると、店員さんが来て試飲を勧められ、その中で美味しかったワインがあったので購入しました。とここまではよくある流れですが、試飲の量が多く、注文したグラスワインよりもはるかに多い量を試飲させてもらいました。

ちなみにこの時に購入したのがこのフエルサ(fuerza)というスペインの赤ワイン。スペイン語で力を意味するだけあり、豊富なタンニンと強い香りでした。

購入して数か月後に知らない番号から電話があり、出てみるとピーロートジャパンのセールスの電話でした。最初は面倒な電話だと思いつつ、(今でも時々思いますし、忙しくて出ないことも多々あります笑)話を聞いてみると、電話のセールスのほうが少し安く買える事が分かり、そこからは電話で注文することが増えていきました。
そして言うまでもなく、その営業担当に勧められて購入したのが、今回ご紹介するシガリュスブランというワインです!!

写真のビンテージは、2016ですが、2017も飲みました。

感想を一言で言うと、今まで飲んだ白で一番美味しい!!(2019年4月時点)
色は綺麗な黄金色。 香りは、柑橘系のような爽やかさに樽の香りも感じ、コクのある風味。
初心者なのでこれくらいしか感想書けない笑

パーカーポイント91点
エミレーツ航空・エールフランスのビジネスクラスで採用
demeter(デメター)認証→オーガニックよりも厳格な基準をクリアしなければならない
ブドウの品種はChardonnay (シャルドネ), Viognier (ヴィオニエ), Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン)をブレンド。
生産者の ジェラール・ベルトラン 氏(社)は、フランスで幾つものエステートを経営し、特にオーガニックワインで有名な人(会社)らしい。(→調べた)

当然値段は高い、ネットで調べると1本8千円から9千円くらいする。
前述の通り、私はピーロートジャパンの営業から少し安く買えたが、1本あたり5千円くらいはした。(ただし他のワインとセットで買ったり、送料が掛かったりする。ピーロートジャパンは3本とか6本セットでの購入が基本らしい。)

最後にこのワインは、フランス・ラングドック地方のワインですが、この地方のワイン生産量はフランスの中で1番多く、中でも赤ワインの方が多く栽培されていることから、シガリュスルージュ(赤)の味も気になる所。今は家で寝かせてあるので、飲んだらレビューを書く予定です!

OZEN BY ATMOSPHERE(オーゼン バイ アトモスフィア)


(注)3年程前の情報なので、ご容赦ください。また、詳細な情報は、他の方のブログや旅行会社のサイトに任せる他人任せスタイルです!!

とりあえず、私が行った時の簡単な情報です。
・6月に4泊5日の滞在
・オールインクルーシブプラン
・水上ヴィラ
・旅行代理店を利用し、航空券等込みで72万円(もちろん新婚旅行なので2名分の料金)
・日本人スタッフが1名いたので、その人の勤務時間中は日本語対応OK

私は入りませんでしたが、プールもありました。

滞在中にした事

・ダイビング2回(1回は無料)
夫婦共に久々だったので、1回は思い出しも兼ねて浅瀬で簡単なレクチャーを受け、2回目はボートに乗ってポイントに移動し、ドリフトダイブ。
流れが結構急で、少し焦りましたが、魚群やマンタにも遭遇し、予想以上に楽しめました。
モルディブの6月は雨期なので、少し水が濁ると言われておりますが、正直全く気になりませんでした。(乾季に行くと印象はかわるかもしれませんが・・・)

・食事(ビュッフェスタイルのメインレストラン・水中レストラン・中華・スリランカインド料理・寿司)
割とどのレストランも美味しかった!(あっ、寿司以外ね笑)
正直食事が美味しいという評判を聞き、モルディブの中でこのリゾートを選びました。
食事で外すと痛いし、モルディブは島が丸ごとホテルリゾートの為、外のレストランという選択肢がありません。
(水中レストランは、まぁまぁかなというレベル。ちなみに4泊以上の滞在しないと行けないらしいが、なくてもそんなに問題ないと思う。)

・スパ
メニューは割と豊富だったように思うが、このクラスのホテルだと普通という印象。
可もなく不可もなく。

・飲み物
レストランやバーでのアルコール及びソフトドリンクはもちろん無料。
部屋にミニバーがあり、ビール・ワイン・シャンパン・ソフトドリンク・水・スナックも無料で、しかも1日2回も補充に来てくれます!!
早起きして、朝日を眺めながら飲むワインは最高に美味しいです。

この他にもシュノーケリングやフィッシング、カヌー等もできます。
ウエディングドレス姿で熱心に写真を撮っている方もちらほら見かけました。
ですが、アクティビティを詰め込みすぎず、ダラダラ過ごすのもおススメです。


このように水上ヴィラは部屋から直接海に入れます。私の部屋からは朝日が見える向きでしたので、早起きして日の出を眺めたりもしてました。

天候

・雨季
私が行ったのは6月で、雨季真っ只中でしたが、1日中雨が降り続けることはなく、短いスコールが降る程度。あまり雨季がマイナスという風には感じませんでした。
・気温
部屋はクーラーがあるので快適だが、受付やレストランは風が吹き抜ける造りの為、夜でも暑い。扇子や団扇はあったほうが良い。
・日差し
当たり前だけど強い!!
日焼け止め、涼しく羽織れる長袖のシャツなどは、必需品です。

その他

日本人を始めとして、宿泊客はアジア人が多いです。
ハネムーンできた人が多そうでしたが、中には子供連れの家族旅行の方もいました。
その為、みんな自分達の世界に入り込んでおり、宿泊客同士の交流は少ないように見えました。
バス・トイレなどの水回りも問題なし。

結果、もう一度訪れたいと思うくらい、楽しめました!!
オールインクルーシブプランは、追加の出費を考える必要がなく、滞在を過ごすことができるので、おススメです。

ダイハツ コペン(L880K) メリットデメリット

(注)私は特に車に詳しい訳ではないので、スペック等の紹介は一切できません。

3年程前に下記の状態のものを、本体価格77万円で購入しました。
・走行距離6万キロ
・10年落ち
セカンドアニバーサリーエディション
・AT車
買った当時は、レカロシートとかmomoとか言われても何?っていうレベルでしたので、上記以外の状態は覚えておりませんし、知りません笑 
そもそも100万で車が欲しくって、ミニバンとかが嫌で何となく選んだだけです。

3年乗った現在の状態

毎日通勤に使用しており、年間1万キロ以上は走っておりますが、特に故障とかは起こりませんでしたが、2年前のある日1週間乗らなかったら、バッテリーが上がっており、出勤できなくなるというトラブルがありました笑 
これは、元々バッテリーが弱っていたのが原因と考えられ、今は1週間乗らなくてもバッテリーが上がることはありません。
車検に加えて、半年に1度オイル交換などのメンテナンスをダイハツの店舗にて行っている以外は、特にいじることもなく買った際の姿を保っております。(若干擦った傷は、追加されてますが・・・)

メリット

まずは、当たり前だけどオープンにできるということ。
真冬や真夏の昼間にやるガッツはないけれど、仕事帰りにオープンで運転する解放感はたまりません。
オープンにかかる時間も30秒くらいで完了し、屋根がトランクに収納されるので見た目もスッキリしています。
天井だけが開くタイプの車よりも解放感があり、窓の開閉によって入ってくる風もコントロールできます。(スピードを出す際は閉めたほうがいいかも。)

また、加速は馬力がない為、そこまで良いと思ったことはありませんが、悪いという印象も受けていないので、可もなく不可もなく。
最初にエンジン音を聞いたときは、意外と大きく感じ、スポーツカーを買ったような気分になりました。
ハンドリングも軽快でスピードを出した状態でも楽々とカーブを曲がります。
(これは同時に、レカロシートのフィット感の良さを体感できる場面でもあります。)
私が住んでいる場所だと、年に一度くらい雪が積もるのですが、前輪駆動や車体の軽さ(なんと約800KG)、ハンドリングの良さもあり、ノーマルタイヤで乗り切っています。(ハイリスクなので自己責任ですし、普通にスタッドレスタイヤをお勧めします!!)
さらに、燃費は計算するとリッター14キロくらいあるので、かなり良い気がします。(主観)
税金や高速料金の優遇、また軽専用の駐車スペースに入れられるなど、軽自動車のメリットもついてきます。

そして、これだけコンパクトな車にトランクがあるのもメリットだと思います。
1,2泊の旅行で使うサイズのスーツケースやバックは入ります。(ただし、オープンにする際は、ほとんど荷物を入れれません。)
ニトリなどに買い物に行く際は要注意です!!(また、スタッドレスタイヤなど買った日には、ノーマルタイヤは捨てるしかないのか?とも思います。)
コンパクトさで言うと、都会の走行や、狭い駐車場での小回りは、車としては最強の部類かと。

デメリット

車高が低い事に因る弊害が多いです。
乗り降りがしづらい、段差で車体を擦るリスクが高い(段差は斜めのアプローチで!!)、セダンの後ろを走行するだけで、前方が見えにくいなどの危険があります。
車間距離には注意しましょう!!
また、足回りが固い為、地面の凹凸がダイレクトに響きます。揺れるだけでなく、同時にガタガタうるさいです。

さらに、オープンではない通常走行時の社内の狭さです。
私の身長175cmで天井はギリギリです。また、体型によってはさらに狭く感じるでしょう。

また、二人乗りというのは、使う人のライフスタイルによってはメリットともデメリットともなるでしょう。(家族ができたら買い替えですし、足にされないというメリットもあります。)

中古車市場でたくさんあるというのもメリットでしょう。色などを我慢せずとも探すことができます。さらに、パーツが手に入らないという程、古い車でもありません。

総じて、通勤やセカンドカーとしては、かなりアリだと思います。
コストパフォーマンスが高く、人生で1回くらいは乗ってみても良いのかなと思います。

おまけ情報

・屋根の開閉の際は、トランクの仕切りをセットし、サイドブレーキを上げてから開始しましょう。閉める際は、屋根→ロックを手で閉める(ピッという音がするのを確認)→三角窓→窓(長押し)の順で閉まっていきます。
・ボンネットのレバーは助手席正面のグローブボックスの中、トランクのボタンと給油口のレバーは、座席の間のケースの中にあります。
・トランクは、リモコンのUN LOCKを長押ししても、開きます。
・ 燃料切れの警告灯がないので、メーターがE(空)に近づいたら注意が必要です。
・雨の日は、ドアを開けると水が垂れてくるので、乗り降りの際はお気を付けください。
・ドアを閉める際、シートベルトを挟みやすいです。

スーツは何着必要か(春の陣)

この3月は何かと物入りです。
というのも4月から職種が変わり、今までに必要なかったかスーツで出勤することになるからです。
そもそも私がスーツを最後に購入したのは7年程前で、着るのも年に2、3回くらいで、平日はチノパンとパーカーと学生みたいな恰好で出勤できていました。
そんな中異動が決まり、今週末あわてて某スーツ専門店に駆け込んだのであります。

結局何着必要なのか

結論から書きますと、元々2着を持っていた所にさらに3着を買い足し、合計5着としました。ただし、これは春夏(+秋?)用だけで、(秋)冬用は0着なので、半年後にはまた買わねばなりません。
そもそも1日着たスーツなどのウール製品(カシミア等も)は、ブラシをかけてホコリを取り除いた後、ハンガーにかけて2日は休ませる必要があります。
これは、含んだ湿気を取り除き、毛を安定させることで、毛玉などに代表される洋服の劣化を防ぐ目的です。
よって同じスーツは、多くても週に2回しか着ることができません。
ということは、理論上3着あれば平日をカバーできます。
しかし、急にスーツを汚してしまったり、定期的なクリーニングに出す週があることを考えると、4着は最低限必要なラインかと思います。

5着目のメリットは

5着だと週に1回、月に4回着ることになります。この回数だとクリーニングに出す頻度を抑えられるメリットがあります。
特に夏場の着方によるとは思いますが、3か月に1回くらいの頻度でクリーニングに出すことを予測してます。
クリーニングはスーツが傷む大きな要因になります。クリーニングに出す回数を抑えることによって、買い替えの頻度を減らすことができ、節約となります。
私の場合は、来年以降は、年に1着ずつ買い替えて、少なくとも春夏用は5着ローテをキープできる見込みです。

気になる金額は

スーツ(上下)2着+ズボン1着+ベルト1本+ネクタイ1本で12万円くらいしました・・・
(下取り割引や2着目半額を使用した上での額です。)
内スーツ1着が高かった為、全体の半分くらいの割合を占めてしまいました。
ズボン1着単体の分は、自分が選んだスーツ2着の中に2パンツスーツがなく、有料(7,8千円)で1本追加しました。ズボンは上着に比べて、消耗が速いため、可能な限り2パンツを選ぼうと思っていたのですが、気に入ったものがありませんでした。
個人的には7、8千円でスーツ1着分を買ったと思ってます笑

ちなみに2パンツの意味を知ったのも最近です。ジャケット1着+ズボン2本という意味です。

思わぬ落とし穴

一番驚いたのは、スーツを受け取るまでにが10日程かかることです。
(2,3日でできるものだと思ってました・・・)
これだと4/1から必要であれば、間に合っていませんでした。皆さんも早めの購入をお勧めします。(知らなかったのは私だけかな笑)

思わぬラッキー

さて会計という時に、店員さんがグレーのスーツを持ったので何事かなと思うと、私のサイズで、店頭に出ていないセール品(aka売れ残り)があり、7800円でいかがとのこと。
(もっと値切っても良かったのかな?笑)
デザインはいまいちピンときませんでしたが、安さと消耗品だから良いかと思い買ってしまいましたので、実際は13万払いました。
つまりこのラッキーのおかげで、5着ローテが完成しました。

思わぬ?ラッキー2

下取りですが、スーツ受け取りの際渡せばよいそうで、渡す前の口約束で割引してもらってますが、実はいらないスーツなど持ってないのです。
持っていないけど取り合えず何とかしますと言って割り引いていただきました。
メルカリかリサイクルショップで買おうかと思ってましたが、知り合いからもらえそうでなんとなりそうです。(まぁそれを期待してたんですけど笑)

ROMA(NETFLIX)

前回のナルコスの記事に引き続き、またもNETFLIX作品についての記事になってしまいました。

正直ネットフリックスのおかげで他の趣味が止まってます・・・

元々は、ネットフリックス内で見る優先順位としては低かったこのローマ。
あらすじを読んでもなぜタイトルがローマなのにメキシコの話なのか?とか、そもそもストーリーがないぞとか、その程度の印象。

ちなみにタイトルのローマの意味は、本編を見ても分かりません。
他にも映画の最後に「リボにこの映画を捧げる」と出てきますが、これも調べないと誰の事か分かりません。
要検索!!

しかし、ここまで色々な賞を取り(特に個人的にはベネチアの金獅子賞を取ってるだけで、見たい度がぐっと増す。)、メディアでも取り上げられ始めたので、やっと重い腰を上げて見ましたが・・・

感想としては、かなり見ごたえのある作品でした!!
(後回しにしてごめんなさい!!)

ただし、最初に断っておくと、あらすじを読んだ際の印象の通り、ストーリーは特になく、主人公のお手伝いさんが炊事洗濯している様子等、時間が穏やかに流れていく場面も多いため、退屈に感じる時間も少々ありました。さらに、事実を基にしている為、見終わってモヤモヤする部分もあったりする。特に「全裸男はそれ相応の罰を受けるべき!!」とか。

そもそもこいつに (行為の前に全裸で棒術する必要あるか?笑) 限らず、この映画で出てくる男は集団も含めて、少し滑稽に描かれてます。

また、全編白黒でしたが、新作なので画質は当然良いため、あまり気になりませんでした。

特に撮影が良かった。
まずオープニングの家の敷地内(床)を撮る何気ないカット、まさかこれがラストの同じ場所でのカットと対になり、この映画を通しての主人公の変化を暗示しているとは思いませんでした。
また、クライマックスの海のシーンでは、海→ビーチ→海と動く主人公と並走するような形で水平に動き、沖に行った為に姿の見えない子供達を探す主人公と同じ不安感を覚えました。これがものすごい長回しの後、主人公がある告白をして、この映画のメインビジュアルになっている6人が抱き合う所までの流れは完璧でした。
(同じ並走するカメラワークだと、例えば、町中で主人公が走っている場面が2回ありましたが、1回目は走る主人公の疾走感が、内面の高揚感を表しているように感じましたが、2回目はこれもまた子供を見失って探しており、焦燥感や不安感を感じる演出になっていました。)

ストーリー的には、中流一家とお手伝いさんの話だけど、二人の女性が虐げられ、傷つき復活するまでの物語、こう書くとストーリーもちゃんと起伏があります。
二人とも社会的地位は全く違いながらも、同じように男性によって傷つけられ、お互いに支え合い、強く復活していきます。
また、背景には当時のメキシコの政治的混乱、貧富の格差もありますが、劇中でハッキリとは説明されないので、積極的に読み解くしかありません。(玄関から外に出るシーンの度に出てくる、ラッパを吹き行進する軍隊とか。)

それに拍車をかけるように、場面ごとの細かい表現も無視できない。
動物のはく製や骸骨のおもちゃ等印象に残る物も多く、車は非常に重要な小道具で、さらに犬のフンまでもが小道具です笑

長くなりましたが、撮影と小道具などのディテールの見事さで、まるで自分が当時のメキシコにいたような感覚にさせる臨場感を作り出し、貧しい女性の視点という昨今二重に重要なテーマでストーリーを作る、賞を取るのは必然ですね。
また、個人的には先住民系のお手伝いさんを中南米で何人も見てきたので、彼女たちを思い出したりもしました。確かに彼女らは朝早くからよく働き、いつも笑顔で仕事をし、子育ても両立していたように思います。ただし、プライベートな部分は見たことがなかったので、今回の映画でそれを覗き見したような感じがしました。

NARCOS(NETFLIX)

ここ最近映画・ゲーム・読書が疎かになっている・・・
理由はナルコスのせいだった。

そもそもNARCOS(ナルコス)とは、
スペイン語で麻薬密売人を意味するNARCOTRAFICANTEの略語であり、1970年~1990年代南米コロンビアが舞台のネットフリックス制作のドラマの事だ。
麻薬密売組織とアメリカ人の取締捜査官による文字通り血みどろの戦争が描かれている。

配信が開始されたのは、3年以上前だが、今更ハマってしまった。
(そもそもネットフリックスに加入したのが最近なのだ。)

ハマった理由その① 徹底的な残酷描写

暴力的表現に必要以上にうるさい昨今、これだけ血が流れるのは珍しい。
カルテルも警察もまぁ簡単に人を痛めつけ、そして殺す。
暴力的表現は多少見慣れていると思ったが、目を背けたくなる場面がいくつもあった。

私は、暴力だけが見たかったり、見ることをむやみやたらに推奨するわけではない。
ただ、物語を語る上で必要であれば、そういう描写を切り落とす必要はないと思うし、
基本的に成人になれば、何を見ても良いと思っている。

そして、少なくともこのドラマでは暴力描写は欠かすことのできない要素であった。

ハマった理由その② リアリティ

中南米の麻薬戦争史やコロンビア史の知識がある方や、このドラマをある程度まで
見た方はわかるだろうが、実話に基づいている。
細かい違いはあるだろうが、ドラマで流れていた血は、実際に流されたものなのだ。
(ドラマの中ではしばしば当時の実際のニュース映像が挟まれる事で、
これが実話であったことを証明している。そのニュース映像もかなり血生臭い。)
また、冷戦の中で、当時の中南米では、右翼と左翼のグループが武力で死闘を繰り広げており、麻薬組織はそれらと敵対したり同盟を組むことによって、警察ひいては政府との戦いを有利に進めようとする。
さらに、アメリカ側も麻薬取締局(DEA)とCIAでは、目的(アメリカへの麻薬流入阻止と冷戦の勝利)がズレているなど、国内外の複数の組織の思惑が、複雑に絡み合う。

このように中南米史、ひいてはアメリカ史の勉強できるのが楽しい。
(この時代のアメリカはよく他国にちょっかいを出す。今も変わらないか。)

また、見終わって調べてみると、フィクションだと思っていた事件が、実際に起こっていたりして、かなり驚く。
なによりも、組織は小型化はしているが、現在も残っているという事実・・・

ただリアルがゆえに、その後が描かれない登場人物もいるので、スッキリしない部分もある。(まぁたいていの人物は殺されるんだが)

ハマった理由③ その他いろいろ

私がちょっぴりスペイン語ができるから、勉強になって楽しいとか、
エンディングの曲が毎回変わって、サントラが欲しくなったとか
こういうジャンルでよくあるバレるバレないにハラハラさせられるとか、
いろいろお勧めする切り口がある。

コロンビア編は3シーズンもあったが、割とすぐに見終わった。
あとはメキシコ編が1シーズンだけだ!!!

麻薬カルテル物といえば、リドリースコット監督作「悪の法則」
DEA物だと、アーノルド・シュワルツェネッガー主演作「サボタージュ」
麻薬の運び方と壮絶な銃撃戦は、ジョニートー監督作「ドラッグ・ウォー 毒戦」を思い出します。
また、トム・クルーズが演じた伝説のCIAバリー・シールもシーズン1で出てきており、合わせて見ておきたいです!

また、ネットフリックスにある他の麻薬関係のコンテンツも気になる所ですね。
そもそも麻薬ものが多い気がするのは、私だけだろうか・・・